個人旅行で一番最初に手配をするのが航空券の予約です。
できるだけ旅費代を抑えて、安くなった分をホテル代に回したり食費に回したりしてお値打ちな旅にしたいですよね。
でも、行くシーズンによって金額も変動するし、安けりゃいいってモノでもありませんので、たまにしか航空券を買わない人にとっては、選び方が難しいと思う方は多いのではないでしょうか?
ここでは、飛行機の基本や航空券の購入の仕方などをご紹介しますので、是非参考にしてみて下さい。
飛行機の種類は大きく2種類
航空会社の種類は一般的に大きく2種類に分かれています。
人によって定義が分かれるので、多少の違いがあるかもしれませんが、それぞれ次のようにまとめました。
レガシーキャリア(大手航空会社)
フルサービスを提供する、大手航空会社。※フル・サービス・キャリア(FSC)とも呼ばれます。
国内の飛行機は、JALとANAしか知らない人も?実は多いのではないでしょうか。意外といろんなレガシーキャリアの飛行機が運航しています。
レガシーキャリアの特徴
- 機内食・飲み物・毛布・枕・イヤホンなど、無料サービスが多い
- シートピッチは広めに設けてある
- 座席モニターがある
- 遅延やキャンセルが少ない
- 航空券が高い
ローコストキャリア(LCC)
サービスの有料化や機内設備の簡素化などの効率的な運用を行うことによって、運賃を低価格にしている航空会社。
ローコストキャリアの特徴
- 機内食・飲み物・毛布・枕・イヤホンなど、有料サービスが多い
- シートピッチが狭くて座席が窮屈で狭い
- 座席モニターがない
- 一度遅延が生じると、その後の便も出発時間が遅れてしまう。
- 機体トラブルがあると、複数のフライトキャンセルが出る。
- 航空券が激安
主な航空券の種類は3つ
航空券は大きく分けて「正規航空券」「正規割引航空券」「格安航空券」の3種類があります。
正規航空券(ノーマル運賃)
すべての航空券の基本となる正規航空券です。
時期・季節による料金の変動はありません。正規の運賃なので料金はメチャ高いですが、制約が少なく融通が利きます。
正規割引航空券(PEX運賃)
航空会社が個人向けに直接販売している安い航空券で、航空会社のサイトで直接購入します。
- 価格が高い。
- マイレージ:100%~70%付く
- キャンセルの対応がしやすい
格安航空券(IT運賃)
旅行会社が団体ツアー用に仕入れた割引航空券を、個人向けにバラ売りしたもの。なので旅行会社でしか購入できません。
- 価格が安い
- マイレージ:50%以下 付かない場合も多い
- キャンセルの対応が利きにくい
航空券の比較
種類 | 正規航空券 | 正規割引航空券 | 格安航空券 |
チケット | 片道・往復チケット | 往復チケット | |
料金 | 高い ←----------------→ 安い | ||
利便性 | 高い ←----------------→ 安い | ||
販売場所 | 航空会社/旅行会社 | 旅行会社 | |
マイルによるアップグレード | 可 | 可/一部不可 | 不可 |
この他にも期限が決められているチケットの種類があります。
基本用語
何となくでもいいのでイメージを合わせておきましょう。
直行便
目的地までどこにも寄らず、ノンストップで到着するフライトです。
乗り継ぎ便
飛行機を乗り換えるたびに便名が変わるフライトです。
経由便
目的地まで便名が変わらないフライトです。目的地でない空港に立ち寄り、機体の整備や給油など行います。
周遊
現地到着空港と現地出発空港が異なるルートで、出発地から最終目的地までの旅程がひと続きになっていない場合のフライト。
トランジット
空港から出ないで飛行機を乗り換えること。条件が合えば入国することもできる。
オーバーブッキング
航空会社が飛行機の座席よりも乗客数のほうを上回って予約を受け付けてしまった状態のこと。
航空会社の対応としては、上位クラスの座席が空いていればアップグレードを提供したり、振替便を手配して対処してくれます。
おすすめ検索サイト
トラベルコ
私の一押し検索サイトです。まずトラベルコでいろいろな旅パターンを比較します。使いやすくておすすめです。
日本最大級の旅行比較サイト。ホテル・航空券・ツアーなど国内・海外合わせて16の旅行商品ジャンルを網羅。国内外1500以上…
スカイスキャナー
こちらの検索サイトも人気です。ただ「安い!」と思って検索を進めてみると、記載されている金額に諸費用が入っていないケースが多いので、安さには注意して下さい。
上記のサイトはあくまでも「比較」するつもりで検索して、実際に購入する時には直接「航空会社」や「旅行サイト」のHPで購入しましょう。
また、購入する際には、預け荷物や食事などの料金が含まれているか確認してから購入するようにしましょう。
航空券の購入の仕方
一見、航空券の購入の仕方は難しそうなイメージがありますが、慣れてしまえば電車などと同じような感覚で購入することができます。
購入の時期は人によって意見が分かれるので何とも言えませんが、「旅行日の半年前が一番安い!」「3か月前が安い!」とか、実際にそんな声を聞きます。
また「先の予定が分からないから」と出発1か月前に航空券を取る方もいますので、購入時期はそれぞれです。
インターネットから買う
ネットからの購入方法が、現在最も一般的な買い方です。
航空会社・旅行会社のHPから直接予約をして申し込みます。利用者情報を入力し決済を済ませたら、購入先からチケットの情報のeチケットがメールが送られてくるので、内容をスマホに保管しておくか、印刷をして当日空港に持って行きます。
当日は搭乗する空港のチェックインカウンターに行って、パスポートと印刷したeチケットをカウンターに渡します。
旅行会社の窓口で買う
街中にあるJTB・HIS・近ツリなどの旅行会社の店頭を訪ねます。旅行会社ではパッケージツアーがメインのイメージですが、ちゃんと航空券のみも購入できます。
スタッフが常駐しているので、気になることがあれば相談しながら購入もできますね。
★ 購入にあたっての注意事項
航空券を購入する時は、「パスポート№」は必要ありません。
パスポートと同じ表記の名前が必要なので、航空券を購入してからパスポートを取得しても実質は問題ありません。
但し、航空券とパスポートの名前(スペル)が違うと基本的には搭乗できませんので、航空券の予約購入もパスポートの申請も、必ず同じスペルで手続きをするようにして下さい。絶対に間違えないようにして下さいね。
● パスポートの表記が間違っていた場合
ほぼ変更できません。(涙)一生、間違えた表記のパスポートを使用します。(※特例を除く)
● 航空券の表記が間違っていた場合
旅行会社・航空会社によって手数料を支払えば修正してくれるそうです。
まとめ
いかがでしたか?航空券の予約・購入の仕方がなんとなーくでも理解できたでしょうか?
航空券は買い慣れてないと、どのように買ったらいいのか分かりにくいですよね。いろいろな航空会社や旅行サイトを検索して、あなたの目的に合った航空券をGETして下さいね。
購入される方の参考になれば嬉しいです。